堀 会長   長瀬 副会長
 近年、国・地方の厳しい財政状況や急速に進む少子高齢化・人口減少など、市町村を取り巻く状況がますます厳しくなる中、地方分権の推進や道州制の議論が活発化するなど、私ども市町村は将来に向けて、今、まさに大きな変革の時期を迎えていると思います。
 住民に最も身近な基礎的自治体であります市町村には、広域化する生活圏や経済圏に対応したまちづくりや高度な住民サービス、また、地方分権時代にふさわしい行財政基盤の強化や自治能力の向上などが求められており、市町村合併は、その有効な方策の一つであります。

 さて、小林市、高原町、野尻町におきましては、合併新法の下での合併を目指し、平成20年4月1日に合併協議会を設置し、ほとんどすべての協定項目について確認を終えてまいりましたが、小林市と高原町の見解の相違により、国民健康保険高原病院の経営形態を巡って協議が不調に終わり、誠に残念な結果となりました。

 このような中、11月10日に長瀬道大・野尻町長様から並々ならぬご決意とご英断をもって、小林市に合併協議会設置の申入れがございました。小林市としましても住民説明会を開催し、市議会をはじめ市民の皆様方のご理解を得まして、長瀬町長様のご決断を真摯に受け止めさせていただき、11月25日に両議会議長の立会いのもと、両首長が協議の前提条件となる合併協議会設置に関する10項目の確認書の調印を執り行いました。
 12月1日に両議会において合併協議会設置議案と予算関連議案を提案し、各議会において賛成多数で議案が可決されたことを受け、同日中に合併協議会を設置し、県知事への合併協議会設置の届出を完了したところであります。
今回の合併協議会では、基本的に1市2町での協議結果を踏まえ、行財政改革の視点に立ち、1市1町の歴史や文化・伝統を尊重しながら、新生・小林市のあるべき将来像を見据えて、真摯に協議を行っていきたいと考えております。

 平成22年3月までの合併新法の下での合併を目指し、協議会の日程としましては、来年の1月上旬までに3回の協議会で協議を終了し、1市1町が合併の是非を判断した上で、各議会での議決を経て県知事に申請するということで、かなり短期間での集中協議となります。 委員の皆様方には大変ご苦労をおかけいたしますが、協議会運営に特段のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
終わりに、合併新法の下で小林市と野尻町の合併を必ず実現し、本協議会が西諸地域の発展の礎となるよう、その重責を果たすことをご祈念申し上げ、私の会長としてのあいさつにさせていだきます。

平成20年12月14日

小林市・野尻町合併協議会
会 長  堀 泰 一 郎

 この合併協議会設立までには紆余曲折がございました。

 マスコミでも取り上げていただいておりますとおり、先の一市二町での合併協議が不調となりましたことはご案内のとおりでございます。
 このことは、極めて残念な結果であった訳でありますが、これを乗り越えて、西諸地域の「住民福祉の向上」を目指し、「地方分権」、さらに、今、論議の高まっております「道州制」などを踏まえ、子々孫々末代までを見据えた市町合併を果たしておくことは、大変有意義なことであると考えるところであります。

 今回、堀市長さんにおかれましては、闊達かつ大局眼をもって、「合併協議会設置の申し入れ」につきましてご賢察、ご快諾下さり、又市議会におかれましても法定協議会設置にご賛同いただき、心より厚く御礼を申し上げる次第であります。
 「ぜひとも合併を成し遂げたい」と強い想いで私はいるところであります。
 この協議会で微力ではありますが、会長さんを始め協議会委員の皆様と共に全力を傾注し頑張る所存でございますので、皆様のお力添えを切にお願い申し上げます。
 また、協議会委員の皆様におかれましては、年末のお忙しい中、また年明けまで、貴重なお時間を割いて頂く訳でありまして、しかも短期間での合併協議となりますので、ご健康に充分ご留意くださり、ご奮闘をお願い申し上げる次第であります。

 最後に、合併事務局の職員各位におかれましては、調整作業・統合作業など激務になろうかと思いますが、会長さんを支えるべく頑張っていただきたいと思うところであります。
 
 以上、はなはだ雑駁でございますが、副会長としてのご挨拶とさせていただきます。


平成20年12月14日
野尻町長 長 瀬 道 大


Copyright (C) Kobayashi-city,Nojiri-town gappei kyougikai All Rights Reserved.